議員紹介

同朋社会をめざす会の所属議員を紹介します。

組織・所属議員

代表 渡邊 学
三条教区 第23組 明正寺

 現実に眼をそらさず、拒まずして、「念仏して、共に生きよ」の本願の呼び声が聞こえる宗門を願い、議員活動に資したいと思います。
 教団は今、「宗務改革(行財政改革)」の取り組みを進めていますが、その改革で、どのような教団を願い、どこに向かおうとしているのでしょう。しっかりと検証し、教団の存続意義が見失われないよう公議公論を尽くしていきたいと思います。
 如来・聖人のおわします教団でありたいために。
幹事長 今居 哲治
日豊教区 京都組 淨喜寺

 真宗教団は、これからの数年間で大きく変質しようとしています。
 教化活動の明確な方向性と具体的内容の検討抜きで強行される「教区改編」、具体的に全宗門に示されないままに決定されようとしている「行財政改革(内局案)」、ここ四年間の宗務運営の手法「宗務執行権優先」「宗議会の追認機構化」それを生み出している宗議会内での「公議公論の空洞化」-我々が願っているのは「同朋社会の顕現をめざす世界に開かれた教団」です。そのために「公議公論を尽くすこと」です。決して「経済効率に優れた宗教インベント・観光団体」ではありません。
庶務(事務局) 杉浦 明道
 岡崎教区 第25組 明勝寺

 1981年、私たち教団は新宗憲を制定し、宗門の運営手法として「同朋公議」を採用することを表明しました。しかし、それから40年を迎えた現在の宗門には、依然として教団内外の壁・僧侶の壁・男女の壁は存在し、住職中心・僧侶中心・男性中心主義はいたるところに見られるのです。
 それゆえ、「同朋の公議公論」の実現に向けて、より多くの宗門構成員の意見を柔軟に反映できる形に変えることで、宗門活動を活性化させ、宗門人の宗政参加を促すための基本的な土壌整備を目指していきたいと思います。
旦保 立子
 東京教区 埼玉組 宗泉寺

 同朋社会の顕現に努め、運営においては何人の専断専横を許さず、あまねく同朋の公議公論に基づいて行われねばならない。この基本精神を願いとして歩むことを誓って40年、この同朋の総意に基づいて展開されねばならない宗憲前文が今、宗門において失われつつあります。いよいよ、私自身、「汝、起ちて更に衣服を整え」、この四年間、議会という場を得て問いたずねていきます。
 議会が一人(ひとり)一人(いちにん)の連帯として表現されることを願ってやみません。
岩嵜 徹
 東京教区 川崎組 德泉寺

 現在わが宗門は、「是栴陀羅」問題にエネルギーを注いでいますが、既存の教学の全面的見直しを行うということまで、課題化されていないのが現状であると思えるのです。
 被差別民の苦しみにまで配慮が届かなかった、あるいは被差別民が卑しめられていても、そのことに気づくことがなかったと、反省の言葉は多く聞きますが、それならば何故、配慮がなかったのか、何故被差別民の苦しみや悲しみに気が向かわなかったのかは、全く語られることがありません。また、このような被差別民に対しての無感覚なまでの意識は、私たちの教学や信心と同時に存在していたといわなくてはなりません。
 故和田稠師は、「信心こそ最大の迷いであった」と晩年に述懐されていますが、われらの教学や信心が「是栴陀羅」問題によって赤裸々に曝され、わが教学とわが信心の醜さが曝露されていることに、われらは今こそ眼を覚まさなくてはいけないと思います。
田澤 一明
 三条教区 第19組 明誓寺

 教団がそのいのちであると言ってきた同朋会運動が始まって60年、そしてその後の困難な歩みの中で宗憲が制定されて40年。この〈教団のかたち〉をつくってきた根幹の運動と精神が、今風化の危機にある。その理由を時間の経過にのみ帰するわけにはいかない。それは教団をあげて検証・総括すべきことを怠ってきたことの当然の帰結である。
 同朋会運動や宗憲が既に与えられていた世代が多数を占める今、同朋会運動の再定義、宗憲の再選択が急務である。
篠田 穣
 岐阜教区 第1組 願了寺

 同朋会運動が始まって59年、新宗憲制定から40年。その歩みの上に新たな出発をすべき時を今迎えているのに、わが大谷派なる宗門はその目的をどこに向け歩んでいるのか、その方向が定まらず、右往左往しているのでないか。当初の目的や方向が違っていれば恥じることなく、同朋会運動という原点に返って軌道修正してもまだ間に合う。
 地域から若い世代が離れていき、墓じまいがおこり、一人暮らしの高齢者のみとなり、家余り現象が起こり、門徒数もどんどんと減っている。一人の葬儀を行えば一軒の門徒がなくなる。宗門(寺)の財に直結する葬式、法事、月忌等も、ここ数年で半減し、本山からの御依頼も門徒からではなく、住職自ら工面している寺院も多い。寺の後継者の結婚問題は深刻で、40代~50代の方々の独身者も多く、対策が急がれる。
 中央から地方へというような上意下達の方向でなく、地方の声や少数者の意見をくみ取れる宗門にしたい。

同朋社会をめざす会 代表

渡邊 学
〒950-3321 新潟市北区葛塚3211 明正寺内
℡025-387-2559